我が家の浄化槽は大丈夫かな?
浄化槽とは・・・
公共下水道の普及していない地域で便所を水洗化するためには、浄化槽を設ける必要性があります。
浄化槽とは、微生物の働きにより汚水をキレイにする設備です。
微生物の中には、酸素を好まない嫌気性と酸素がないと弱まる好気性のものに大別されます。
浄化槽の中で、私たちに台所や便所から流した汚水は、それぞれの微生物が汚濁物質を分解し、浄化します。
浄化された水だけが放流され、汚泥はそのまま浄化槽の中に残り、残った汚泥はときどき清掃により取り除きます。
浄化槽は、便所からの汚水のみを処理する単独浄化槽と、便所の汚水だけでなく台所や風呂、洗濯等からの雑排水をまとめて処理する合併浄化槽があります。
快適に使うためには日頃の保守点検、及び定期的な清掃と検査が必要です。
これらの保守点検、清掃、検査は、法律で義務付けられています。
浄化槽の清掃とは・・・
清掃とは、槽内にたまった汚泥や、スカムなどを除去したり、汚泥の調整、処理設備の洗浄や
清掃などを行い機能を回復させるために行います。
清掃は、保守点検の結果にもとづいて、市町村長の許可を受けた清掃業者が行います。
清掃は、毎年1回、あるいは6ヶ月ごとに1回以上行う事になっています。
この清掃を怠り、汚泥が多くなると浄化槽の働きが悪くなり、悪臭が発生したり、放流水の水質が悪くなったりします。
浄化槽から出てくる「泡」には、慌てないで!
浄化槽のマンホールから「泡」があふれてきたら・・・
見た目にもとても不愉快ですし、とっても焦ってしまうと思いますが、故障等が原因ではありませんので大丈夫です。
泡の主な原因は下記のような条件の時に「泡」が発生しやすいので慌てないためにも是非覚えておいて下さい。
農業集落排水処理施設
浄化槽の正しい使い方
浄化槽の検査とは・・・
浄化槽の検査とは、水質の検査や浄化槽が正常に動いているかチェックするもので、浄化槽の定期健康診断です。
浄化槽を新しく設置した場合は、使い始めてから6ヶ月後に検査を受け、以後毎年1回検査を受ける事が義務付けられています。
この検査は、県知事が指定した検査機関が有料で行っています。
浄化槽の保守点検とは・・・
浄化槽は健康管理というべき保守点検が義務付けられています。「浄化槽管理士」という資格をもった人によって行われます。主に、機能の診断・汚泥の調整・ブロアー等の調整・消毒薬の点検、補給を行いま